なぜあの商品は売れた? 行列研究所が謎に迫る
インタビュー
» 2019年01月09日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(2坪公演):えっ、盗まれないの? 無人の古本屋は、なぜ営業を続けられるのか (1/6)

東京の三鷹駅から徒歩15分ほどのところに、無人の古本屋がある。広さ2坪のところに、500冊ほどの本が並んでいるだけ。「誰もいなかったら、本が盗まれるのでは?」と思われたかもしれないが、実際はどうなのか。オーナーに話を聞いたところ……。

[土肥義則,ITmedia]

 東京の三鷹駅から徒歩15分ほどのところに、ちょっとユニークな古本屋がある。商店街に面した店舗の広さは、たったの2坪。4つの棚が並んでいて、そこに500冊ほどの本が並んでいる。普通の書店にはスタッフがいて、レジが置いてある。しかし、この店には誰もいなくて、レジも置いていない。24時間営業で、扉にはカギもない。

 「スタッフがいないって、やる気があるのか。すぐに潰れるね」と思われたかもしれないが、店は2013年4月にオープンして、黒字を確保しているという。

 無人古本屋の店名は「BOOK ROAD」。店内にさい銭箱のようなモノが置いてあるのかなと思いきや、300円と500円のカプセルトイ本体が設置されている。本の後ろに価格が記されているので、値段分のカプセルを購入すれば、会計は終わり。無事、本を手にすることができるのだ。

無人古本屋「BOOK ROAD」の店内に、500冊ほどの本が並んでいる

 売り場に誰もいないといえば、地方で見かける野菜の無人販売所を想像する人もいるかもしれないが、記者は2つのことが気になった。1つは、本が盗まれないのか。もう1つは、5年以上もどうやって運営してきたのか。

 この謎を解くために、BOOK ROADのオーナーを務める中西功さんに話を聞いた。ちなみに、中西さんは大手IT企業で働いていて、古本屋は店舗を用いた無人販売が成立するかという社会実験がしたく、副業として手掛けているとのこと。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

三鷹駅から徒歩15分ほどのところにある、無人古本屋「BOOK ROAD」
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