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» 2019年03月14日 05時00分 公開

男女雇用機会均等法の「第1期生」 キリンで子会社社長に上り詰めた女性に学ぶ仕事術パーフェクトウーマン 女性が拓く新時代(3/5 ページ)

[大宮冬洋,ITmedia]

夫に先立たれ……

――垣根を作らないためにも共通の話題作りは大切ですね。

 私はいろんなことをちょっとずつやるのが好きなので、どんな話題でもそこそこついていけます。プロ野球や競馬も少しずつかじりました。

 奈良で支社長をやっていたときはゴルフに誘っていただきました。しばらくゴルフスクールに通って、三菱グループの幹部社員が集まるゴルフコンペでコースデビューする予定でした。女性は私一人だったのでみなさん大歓迎です。

 その話を社内でしたら、「初めてのコースで三菱のコンペなんて何を考えているんだ。まずは社内のコンペに来なさい」と言われました。実際、先に社内のコンペに参加して良かったと思います。ロッカールームの使い方など、ゴルフ場の作法や、コースでのマナーを覚えられましたから。

――どこでも女性は丸山さん一人であることが多かったのですね。違和感や孤独感はありませんでしたか。

 それは慣れましたね。むしろ、女性一人で目立つので他の方から覚えてもらいやすいというメリットはありました。逆に私は覚えられず、初対面のあいさつをして「こないだも会ったじゃないか」とお叱りを受けることがあります。

――プライベートについてお聞きします。ご結婚はされていますか。

 26歳のときに学生時代からの知人と結婚しました。子どもはできませんでした。思うようにいかないのが人生ですね。

 夫は理系の大学院に進学していて、私が先に社会に出て働いていたので、夜遅くまで私が働くことには干渉されたことはありません。働くというのはそういうものだと思ってくれたようです。

 結婚して10年たったときに夫が他界しました。その後の2年間ぐらいは精神的にしんどかったですね。休みのときは悲観的なことばかり考えてしまって暗くなっていました。仕事があって良かったなとつくづく思います。私生活とは違う世界で気を紛らわせることができますから。

 それからは今に至るまで独身です。関西に住んでいた頃は女性ばかりの寮でお互いの部屋を行き来して遊んでいましたし、最近はキリングループの合唱団に入りました。協和発酵キリン(東京都千代田区)の方など、今までの人間関係とは違う人たちとの交流を楽しんでいます。

phot 「子どもはできませんでした。思うようにいかないのが人生ですね」

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