今後は、睡眠以外の健康的な取り組みに対してもインセンティブを付与していく計画で、「(健康的な)食事をした社員や、スポーツをした社員にポイントを提供する案も検討中」(森山社長)とのこと。“業務外”の行動が対象なので強制的な管理はできないが、こうした工夫を凝らすことで社員の体調やモチベーションを保っていくという。
社員のコミュニケーションの活性化にも注力する森山社長は、社員全員が一堂に会し、毎日一緒に昼食をとることも制度化している。現在はすっかり定着しているそうだが、当初は多様な反響があり、なじむまでに6年ほどかかったという。睡眠報酬制度の定着もじっくりと進める考えで、「1年か、もっとかかりそうだが、たくさんの人に利用してもらいたい」(森山社長)と意気込んだ。
「睡眠時間が長い社員」に報酬 福利厚生で健康経営・生産性向上へ
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「24時間戦えますか?」から30年 平成の日本から“ブラック企業”は減ったのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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