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» 2019年03月29日 07時44分 公開

「座りたい」:首都圏の鉄道で続々登場する着席サービス、背景にあるのは? (1/4)

首都圏の私鉄各線で着席サービスが増えてきた。JR東日本では「中央ライナー」「青梅ライナー」を特急化。「座って通勤」の需要に応える動きが続く。

[小林拓矢,ITmedia]

 先日、東急大井町線の大井町駅から東急田園都市線に直通する「Q SEAT」に乗車してきた(平日夜の有料座席指定サービスで、大井町線の田園都市線直通列車で1日5本運行している)。

 大井町線の急行長津田行きの3号車に連結されている全席指定のこのサービスは、他社の有料着席サービスとは異なり、一般の列車に連結されている。そのあたりが「異色」といってよい。有料時には進行方向を向いているこの座席、普段は窓を背にして使用されている。

 列車が入線する前には、大井町駅のウェイティングエリアに多くの人が待っていた。筆者は当日、仕事帰りのビジネスパーソンのように、仕事が終わるであろう時間帯にこのホームに立った。

特別に色付けられた「Q SEAT」の車両

 ネット予約で確保した指定券を係員に確認してもらい、ドアが開くと指定された座席に座る。アナウンスでは「本日は満席」という声が聞かれたものの、実際には空席がちらほらあった。

 車内の様子を写真に撮る人、缶ビールを片手におつまみを食べる人、思い思いの時間を列車内で過ごしていた。

 駅ホームの係員は、この車両は座席指定車両であることを伝え、座席指定をしていない人にはほかの車両に移動するように案内している。

「Q SEAT」連結列車の始発駅、大井町駅
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