土肥: ちょ、ちょっと待ってください。「IT企業がカフェをやるようになったら、ダメだ。絶対にやらない」と言っていたのに、「カフェを始めるぞ〜」と言った。従業員からはどのような声がありましたか?
横田: 全員ドン引きでした。「できるはずがないですよ」「誰がやるんですか」「何をもってゴールとするんですか」「いつまでやるのですか」「いくらかけるんですか」といった感じで、反対の声ばかり。「ウチの会社はどうなるのか」「転職したほうがいいのでは」といった心配の声もありました。
土肥: 社内で逆風が吹き荒れていたのにもかかわらず、カフェの道を進んだわけですが、コンビニのような業態は考えなかったのでしょうか?
横田: 選択肢のひとつとして考えました。小売店の場合、お客さんは目的のモノを手にしたら、店を後にする。それだけで終わってしまいますが、カフェの場合は違いますよね。店内でコーヒーを飲んだり、考えごとをしたり、会話を楽しんだり。体験に深みを感じられるような場所を提供するほうがいいのではないかと考え、カフェにしました。
土肥: 実際に動き始めたのは、いつごろだったのでしょうか?
横田: 昨年の11月。年末年始は仕事が休みなので、実質2カ月ほどで店をオープンすることがができました。
土肥: えっ、たったの2カ月? カフェの運営経験がないのに、そんなに早くオープンできるなんて、ちょっと信じられません。
横田: カフェの知識はないので、もちろん多くの関係者にお手伝いしていただきました。ただ、システム面に関しては、オープン日が完成ではないんですよね。
店内に20種類ほどのお菓子が並んでいる
「現金お断りの店」は、その後どうなったのか? ロイヤルHDの実験
1年ほど前、東京の日本橋に「現金お断り」のレストランが登場した。ロイヤルホストを運営するロイヤルHDが運営しているわけだが、キャッシュレスにしてどんなことが分かってきたのか。メリットとデメリットを聞いたところ……。
“売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
魚のサイズが小さかったり、見た目が悪かったり――。さまざまな理由で市場に出荷されない「未利用魚」を積極的に仕入れ、宅配寿司のネタにしているところがある。しかも、20年も売れ続けていて……。
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。
最大11時間飲み放題の「バー」が、じわじわ増えている秘密
若者を中心に、人気を集めているバーがある。店名は「The Public Stand」(通称:パブスタ)。最大11時間飲み放題で、価格は男性3240円、女性は1080円。この安さがウケているわけだが、採算はとれているのだろうか。パブスタを立ち上げた、担当者に話を聞いたところ……。
カプセルホテルの“常識”が変わる? 「ナインアワーズ」の考え方
カプセルホテルといえば、サラリーマンのおじさんが泊まっているといったイメージが強いかもしれないが、数年ほど前からちょっと異変が起きている。オシャレな雰囲気を演出しているところが増えてきたなかで、「眠り」にチカラを入れているところがある。それは……。
売り場を減らしたのに、なぜ崎陽軒のシウマイはバカ売れしているのか
東京や新横浜で新幹線に乗ると、車内でビールを飲みながら「シウマイ」を食べているサラリーマンをよく目にする。崎陽軒の「シウマイ弁当」だ。駅弁市場は縮小しているのに、なぜシウマイ弁当は売れているのか。その理由を、同社の担当者に聞いたところ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.