WealthNaviでは資産運用のシミュレータを用意しており、積立額などを設定すると、将来の資産運用結果を予想することができる。例えば、20代の人が毎月3万円ずつ積み立てると、30年後の積み立て総額は1090万円だが、68%の確率で資産は2000万円を超える。
30代の人が20年間積み立てる場合を見てみよう。同じく1090万円を積み立てるには月間4万5000円が必要だ。一方で、20年後に2000万円を超える確率は45%に下がってしまう。
しかも、30年間の運用の場合、運用に失敗して積立額を下回ってしまう確率は10%以下だが、20年間の場合は元本割れの確率が高まってしまう。若い人のほうが、長期に渡って運用できるので、リスクが高い、つまりリターンの高い運用が可能になるということだ。
一方で、単純にリターンを追求するのではなく、長期に継続するために、複数の資産を組み合わせることが重要だとも説く。ロボアドバイザーサービスでは、複数の資産を組み合わせて投資できる仕組みが特徴の一つだ。
「20年間株は伸びると信じて、その間の値動きは見ません、という人であればすべて株でもいいかもしれない。しかし、値動きにドキドキしてしまう人が、株が多いと、値動きを見ていられない。やめてしまうのが最悪のケース。運用はちゃんと長期に続けられることが大事。続けられないのであれば、そのリスクは取らないほうがいい」(牛山氏)
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