地下鉄はたいてい、道路の下を路線が走っている。早くできた地下鉄は浅い位置につくられるが、遅くできた地下鉄は深い位置につくられる。
また、地下鉄は立体交差であり、平面交差をさせるわけには行かない。駅スペースにも余裕があってつくられるわけではない。しかも東京は高低差が激しく、その地形に合わせて地下鉄をつくる必要が出てくる。
そうなると、地形に合わせて駅をつくり、かつ複数の層を使って同じ層にぶつからないようにするためには、どうしても複雑な駅構造にするしかないのである。
もちろん、東京の地下鉄事業者は、そんな不便を解消するため、エレベーターやエスカレーター、動く歩道などを必要に応じて設置している。
乗り換えが大変だ、と思った方は地図や駅構内図を見てほしい。大変だと実感すると同時に、工夫も多いのだなあと感じるはずである。
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