総菜でも、短時間化・少食化に対応する。「時間がなくてもおいしく簡単に食べられるように注力した。お皿に出すだけで食卓に彩りを」と担当者は話す。中でも「クリスマスのsixレイヤーサラダ」(780円)は、その名の通り6層となっているカップサラダ。お皿に出すだけでカラフルかつ野菜も取れる商品だ。
また、今年から「プチパーティーサイズ」を新たに販売。フライドチキンやチキンナゲットが入った「パーティーチキンバレル」(1980円)のハーフサイズ(980円)や、子どもも食べやすいサイズの「彩りファミリー手まり寿司」(1980円)でもミニサイズの「贅沢手まり寿司」(1080円)を用意した。
総菜商品全体を見ると、18年の14種類から39種類へと倍以上に増やした。「持ち帰りの総菜は消費税率が8%。ニーズは高まるはず」と期待する。
その一方で、季節イベントにひも付いた商品は、「食品ロス」の問題がある。クリスマスケーキが翌日にスーパーでたくさん売れ残っている光景を見る人も多いだろう。コンビニではファミリーマートがうなぎ商品を完全予約制にするなど、新たな取り組みも出始めている。
イオンでも、ケーキや総菜の予約を受けている。しかし、担当者によると「ケーキの予約数は減ってきている」とのこと。逆に、予約せずに店頭で購入するケースが増えているという。こうした状況を踏まえて同社は、一部商品で「早得」を導入。事前予約することで割安になる施策だ。また、保存期間が長くなる材料を使うなど、予約販売の強化と合わせて実行していくという。
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