イオンは9月25日、「イオン 2019年 クリスマスパーティーメニュー発表会」を行った。昨今の「短時間化」「少食化」に合わせ、クリスマスケーキでは「プチデコレーション」という比較的小さめの商品ジャンルを増やす。総菜ジャンルでは、ハーフサイズのものを充実させた。なお、商品は本州・四国のイオンで販売する。
登壇したイオンリテールの担当者は今年のクリスマス商戦について「今年は平日のスケジュール。また、共働き世帯の増加や消費増税などもあり、『内食化』、『プチパーティー化』が進むのではないか」と分析する。こうしたニーズに対応するため、ケーキ商品では小さめのプチデコレーションジャンルを18年の7種類から9種類へ増やした。
同ジャンルは16年から18年にかけて予約数が1.8倍に伸びている売れ筋だ。「ケーキ市場は縮小傾向にある」(担当者)という中で成長を続けている。その背景として「食事の短時間化」を挙げる。「以前はごちそうをたくさん食べた後、少し時間を置いてからケーキを食べていた。最近は共働きの世帯が増え、食事にかける時間が減っている。その分、食事してからケーキを食べるまでのブランクが短くなり、食べられるケーキの量も減ったのでは」。
お手軽なケーキを増やす一方で「映える」商品も登場。「バタフライピーのレアチーズケーキ はちみつ入りレモンシロップ」(2580円、税別、以下同)は、色が変化するケーキだ。トッピングとして付属する青色のゼリーに、同じく付属のシロップを入れて混ぜると紫色へ変化。「色が変化する商品は初めて」といい、注目の1品だ。
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