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» 2019年10月11日 07時00分 公開

休日も“心”は疲弊 働きがいに影を落とす「休み方」の落とし穴河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(4/5 ページ)

[河合薫,ITmedia]

働きがいと「リカバリー経験」の関係

  • 性別では、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」については、女性の方が男性より高い割合で経験している。「熟達」については、男性の方が高い
  • 年代別では、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」については、30代、40代、50代の経験が低い。「熟達」については年代が高いほど高い
  • 居住地域別では、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」については、三大都市圏と地方圏で差がない。「熟達」については、三大都市圏で割合が高い
  • 役職別では、「心理的距離」 については、「係長・主任相当職」「課長相当職」「部長相当職以上」で低い。「リラックス」「コントロール」については、「係長・主任相当職」「課長相当職」で低い
  • 企業規模別では、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」については「50人〜100人」「100人〜300人」で低い。「熟達」については、企業規模が大きいほど高くなる

 さらに、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」「熟達」といったリカバリー経験ができている人ほど、労働生産性の向上を実現させる可能性が示唆されました。つまり、「働きがい」を向上させるためには、リカバリー経験が極めて重要であることが確認されたのです。

 また、「心理的距離」「リラックス」「コントロール」「熟達」を「経験できている・行っている」と自己評価した人の割合は、「リラックス」が最も高く83.6%。次いで「コントロール」が75.0%、「心理的距離」は66.1%、「熟達」は22.2%となっていました。

 さて、と。あれこれ数字やら難しい言葉の連発で少々混乱していますが、上記を乱暴にまとめると、「心的な疲れをとる休み方ができてない=心理的距離がない」ってこと。「新しいチャレンジをする休み方=熟達」にも乏しい。

「リカバリー経験」に関する調査結果の一部(出典:厚生労働省「令和元年版 労働経済の分析」)

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