国債は「手軽」で「安心」、元本割れなし――。
コクサイ先生と呼ばれる、個人向け国債のキャラクターをあしらった財務省の個人向け国債ページ。そこには「元本割れなし」としっかり記載されていた。
しかし、少なくとも民間の金融機関はそのような認識を持っていないようだ。
三井住友銀行の個人向け国債ページでは、ページの最上部に、「個人向け国債には元本割れとなるリスクがあります」との注記がある。その中身を確認すると、個人向け国債の発行体である国の財政難などにより、利払いや償還が遅延したり不能になったりする、いわゆるデフォルトリスクがある旨が言及されている。
通常、国と民間で、同じ金融商品の解説が真っ向から対立することは異常とも思える事態だ。このような表記の違いが発生しているのは一体なぜだろうか。
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