「禁煙の店なのに開店前に店員がカウンターでたばこを吸っている」――Twitter上にこんな投稿があった。投稿した人物は、禁煙を掲げていると思われる店を撮影した画像もアップしていた。
実際に店員がたばこを吸っていたかどうかは分からない。ただ、一般論として「禁煙」を掲げる店舗で、開店前に店員がたばこを吸うことに問題はあるのだろうか。
景品表示法は、事業者が供給する商品・サービスの取引において、次のような表示を禁止している。品質、規格その他の内容について実際のものより著しく優良であると示したり、事実に相違して競争関係にある事業者よりも著しく優良であると示したりすることだ。不当にお客を勧誘することを防止し、お客の自主的かつ合理的な選択を阻害しないことを目的としている(出所:消費者庁公式Webサイト)。
消費者庁表示対策課は「景品表示法における違反事例集」を公式Webサイトで公開している。ここには、提供する料理に「●●地鶏」と称する肉を使用しているかのような表示をしていたが、実際には使用していなかった飲食店の事例などが紹介されている。
飲食店を選ぶ際、全面禁煙されていたり、分煙されていたりといったことを重視するお客は一定数いる。禁煙と掲げられているのに、入店してみたらたばこのにおいが残っていて、がっかりするケースが考えられる。こういった場合、景品表示法に違反することになるのだろうか。
「満席だから系列店にご案内」はウソ 鳥貴族がお客への注意喚起続ける
すき家の新型レジに「非常に残念」と客が苦言? 何がダメだと考えているのか
「現金お断りの店」は、その後どうなったのか? ロイヤルHDの実験
ドタキャンが日本の10倍! 韓国の高級レストランがとった対策とは
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング