小学館は11月27日、漫画『ドラえもん』の新刊を発売した。「てんとう虫コミックス」としては、1996年に発売した45巻以来、23年ぶりの新刊。発売前から予約が殺到し、異例となる措置も取られている。
ドラえもんの0巻が発売された
発売したのは「0巻」。小学館の雑誌でドラえもんの連載がスタートした1970年から50周年を迎えることを記念して発売した。ドラえもんは『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』などの雑誌で連載が開始し、それぞれの対象読者別に6種類の第1話が存在する。
コミックスとして発売した1巻には、「小学四年生」に収録されたものをベースにした第1話が収録されていた。今回発売する0巻では、6種類の第1話を、掲載当時の状態ほぼそのままで収録した。また、連載開始となる号の前号に掲載された予告ページも収録しているという。
“幻”の予告ページも掲載
0巻の発売を発表したのは11月8日。以降、インターネットを中心に話題が沸騰し、書店での予約が殺到。11月14日に重版したが、5日後の19日に2回目の重版を行った。小学館のコミックスで発売前に重版を2回行うのは“異例の措置”で、今世紀初だという。
編集担当者は「企画の段階からドラえもんファンの方に喜んでいただけるのでは……という手応えは感じていましたが、それをはるかに上回る大反響にびっくりしています! のび太くんがドラえもんとはじめて出会った瞬間に、あらためてファンのみなさんとともに立ち会うような気持ちです。この機会にこれからも、もっともっと多くの方に、ドラえもんと出会っていただけたらうれしいです!」とコメントしている。
「小学二年生」版
「幼稚園」版
「無駄なことをやり続ける」 喫茶店不況の中、創業55年のレトロ喫茶が人気のわけ
喫茶店の倒産が相次いでいる。東京商工リサーチによると、2019年1〜8月の期間で倒産した喫茶店は42件。過去20年の中で最多ペースに並ぶ勢いだ。こうした中で、新宿にあるレトロな“純喫茶”が9月、新たな店を西新宿に出店した。店名は「珈琲西武」。新宿三丁目にある1号店は1964年にオープンし、今年で55年目を数えるほどの老舗純喫茶だ。喫茶店チェーンでは、200円台からコーヒーが飲める店も増えている中、珈琲西武のコーヒーは最低でも600円。それでも、平日や休日を問わず入店待ちの行列ができるほどの人気ぶりだという。
”着るこたつ”がワークマンから初登場 「価格破壊」を続ける理由を担当者に直撃
ワークマンが9月5日に秋冬商品の発表会を開催。今年の注目は”着るこたつ”。50度、45度、40度の3段階に温度調節でき、バッテリー付属。最大17時間持続する。昨年売り切れ店舗もあった「アルティメット」もリニューアルして登場。
卸売会社の3代目社長は、なぜ「うんこ」へ舵を切ったのか
神奈川県にある「株式会社うんこ」をご存じだろうか。悪ふざけではなく、実際に存在する会社だ。Webサイトを見てみると、うんこスーツやうんこスニーカーなど、幅広いうんこグッズを販売している。5月に行ったクラウドファンディングでは、達成率が500%超。270万円ほどの資金が集まった。いったい、どんな会社なのか。
ドトール、休日減らして「有給奨励日」に 有給取得の“水増し”に厚生労働省「望ましくない」
4月から企業に義務付けられた従業員の有給取得。年間10日以上付与されている人について、5日以上取得させる必要がある。こうした中で、ドトールコーヒーがもともと休日だった日を出勤日にした上で「有給奨励日」に。理由については「改元などで祝日が多くなり、調整する必要が生じた」とコメントしている。働き方改革に逆行する取り組みを、厚生労働省はどう受け止めているのか?
「300円均一」売り場に「3COINS」の看板がNGとは知らず… ココカラファインが謝罪
ココカラファインが他社の商標権を侵害したとして謝罪した。子会社の運営店舗に300円均一コーナーを展開。「3COINS」と掲載された看板を出してしまった。
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