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「ボランティアのはずなのに、アルバイトとして募集している!」 ネットで話題の東京五輪時給1600円スタッフ 真相を組織委員会に直撃“善意”のボランティアにどう説明するのか(2/2 ページ)

» 2019年11月29日 17時45分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]
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2000人ほどをアルバイトで募集

 ITmediaビジネスオンラインの質問に対し、組織委員会からは書面での回答がなされた。回答によると、今回募集しているアルバイトは「即戦力として高い専門性を発揮し、職務を遂行することを前提に、必要な時期に必要な人員を直接募集し採用、または派遣会社の選考を経て派遣」するという。

 一方でボランティアは「資格要件を要せず(移動サポートを除く)、任意かつ無償で参加いただくことを前提に、8万人という人員規模で幅広く募集し、オリエンテーション・研修などを経て希望する活動内容・活動場所を元にマッチングされ、大会時あるいは大会直前期に活動する」という。

 両者の違いについては「役割や職務(活動)に対する責任の有無など、スタッフとしての性質が大きく異なり、代替の関係にはない」と回答した。ただ、両者の定義ではあまり違いが見えない。より好意的に解釈するのであれば、ボランティアは任意かつ無償のため「ドタキャン」などが発生する可能性があり、賃金を支給することでこうした事態を防ぐ狙いがありそうだ。

アルバイト募集ページの詳細(画像は「タウンワーク」11月25日〜12月1日号「中野・杉並版」7ページ)
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