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» 2019年12月09日 06時00分 公開

なぜ“今どきの就活生”は一くくりにされる? 「真の就活生」像、調査で判明どのタイプが希望の会社に入る?(2/5 ページ)

[小林祐児,パーソル総合研究所]

1.じっくり計画 就活必勝タイプ

 まず、【就活積極層】と呼べるタイプが2つ浮かび上がりました。それぞれ、「じっくり計画、就活必勝タイプ」と「仕事のやりがい貫徹タイプ」と名付けています。

 「じっくり計画 就活必勝タイプ」は、将来を見据えしっかり計画・準備する、安定と成功を勝ち取りたい意欲も強い、いわばエリート就活生です。大学の偏差値も高めで、学内での成績も良いタイプ。公務員も視野にいれつつ資格勉強している者も多数いますし、このうちの1割程度は、大学1年生やそれ以前から何らかの就活に動き出しています。採用現場でも目立つタイプでしょうし、他の学生からは、「就活意識高い系」と揶揄(やゆ)されがちなのもおそらくこのタイプです。

photo 図2.じっくり計画就活必勝タイプの傾向(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

2.仕事のやりがい貫徹タイプ

 次の「仕事のやりがい貫徹タイプ」は、やりたい仕事が明確にあり、時間をかけても希望の就職先を見つけていく妥協を知らないタイプです。安定よりもやりたい仕事ができることが重要なタイプでもあります。働きやすさよりも自分が成長できるか、を重視します。やりたい仕事が明確にあり、地元から離れることも厭わず、時間をかけても希望の就職先を見つける傾向にあります。

 このタイプはアルバイトの経験種類が多く、事務系、インストラクター、軽作業まで広く経験しています。それゆえに就活時期が特に早いわけではなく、三年生になってから一気に動き出すのが特徴です。

photo 図3.仕事のやりがい貫徹タイプ(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)
photo 図4.希望する職種(特徴的に高い職種)(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

 また、それぞれのタイプが希望する業種として、特徴的なものをまとめてみました。左図の就活必勝タイプに多い職種は、経営・医療・教育・財務など、ジャンルはバラバラですが、専門性の高さが共通項です。計画的に学習する志向性の高さが垣間見えます。

 【仕事のやりがい貫徹タイプ】は、やりがい貫徹タイプ、コンサルタントや経営企画、商品企画・マーケティングなど、企業の中でも花形と呼ばれるような部署や派手な仕事を好む傾向にあります。希望の職種への執着心は最も強いグループでしたので、こうした職種しか受けない傾向がみられます。

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