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» 2019年12月09日 06時00分 公開

なぜ“今どきの就活生”は一くくりにされる? 「真の就活生」像、調査で判明どのタイプが希望の会社に入る?(4/5 ページ)

[小林祐児,パーソル総合研究所]

 これまでは、就活に対してある程度は前向きに取り組むタイプでした。しかし、やはり消極的な層もいます。 それが、地元就職志向の強いタイプと、そもそも就活自体に興味が薄いタイプです。それぞれ、「働きやすさ優先のローカル就職タイプ」「今を生きる省エネ就活タイプ」と名付けています。

4.働きやすさ優先のローカル就職タイプ

 「働きやすさ優先のローカル就職タイプ」とは、仕事にやりがいはほとんど求めず、とにかく実家・地元に近い場所で働きたい学生です。偏差値が低めな、非都市部の文系学生に多く、ハードに働くよりもワーク・ライフ・バランスの充実をさせるため、働き方が柔軟に選択できることを求めています。

 学生時代の過ごし方も「アルバイト・貯金第一」で過ごしてしまっている学生も多く、決してアクティブとは言えないタイプの学生生活を送っています。また、女子学生に多いことも特徴です。

photo 図7.働きやすさ優先のローカル就職タイプの特徴(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

5.今を生きる省エネ就活タイプ

 最後に紹介する、「今を生きる省エネ就活タイプ」とは、とにかく仕事への意欲は低く、就活も「できるだけ早く終わらせたい」という意識が強い学生です。仕事や企業についての執着も低く、情報も調べようとしていません。サークルにも入っておらず、「なんとなく」学生生活を過ごしている層に多いことが分かっています。

photo 図8.今を生きる省エネ就活タイプの特徴(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

 この2つの希望する職種を見ると、さらに特徴が見えてきます。事務・接客が多いことは共通しており、ローカル就職タイプはバックオフィス系の職種を、省エネタイプは、販売・飲食の接客、サービスなど、人と直接対峙するB to Cの職種により傾いているようです。

photo 図9.希望する職種(特徴的に高い職種)(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

 さて、就活生の5つのタイプを駆け足で説明してきました。それぞれ表にまとめると、以下のようになります。「安定就職タイプ」が突出して多いほかは、15%前後でバランスよく分布していることが分かります。

photo 図10.それぞれのタイプのまとめ(パーソル総研とCAMP調査、クリックで拡大)

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