カスタマーハラスメントに関する調査の結果、カスハラ被害の実態だけでなく、多くの現場ではカスハラが「我慢」「放置」「無視」されているという問題が鮮明に明らかになった。その無視できない悪影響とは。
本音・本心で話し合う「対話」的と呼べるようなコミュニケーションが、職場でどのくらい行われているのか。そして従業員が「本音を話せない」要因は何か。
昨今、リスキリング・ブームと人材開発の活性化により、各企業で「学び合う組織づくり」への関心が高まっている。しかし、パーソル総合研究所が実施した「学び合う組織に関する定量調査」では、日本は学ぶ個人が少ないのと同時に、学んでもそれを周囲に共有しないという、学びの「秘匿化」の傾向が明らかになった。
今、社員のリスキリングについて取り組む企業の中で、学び合い続ける組織をいかにつくれるかが重要課題として改めて議論されている。それぞれのキャリアに合わせて選択的・自律的な学習をいかに促進しても、多くの企業で「笛吹けども踊らず」状態が続いている。いくら研修プログラムの改定を続けても、学び続ける組織を開発できなくては、いつまでたっても一部の従業員のための施策にしかならない。
学びの習慣があまりにも低い日本の就業者の心理をより詳細に分析すると、学びから遠ざかる「ラーニング・バイアス(偏った意識)」が7つ明らかになった。日本人はなぜこれほどまでに「学ばない」のか。
就業者の幸せな活躍にとって重要な社会へのエンゲージメントを「ソーシャル・エンゲージメント」という。このソーシャル・エンゲージメントという概念を用いながら、若者の仕事意欲の低下や離職リスクなどについて解説する。
これまでのような「社内のキャリアの上昇」という誘因だけでは、従業員のポジティブな関わりが引き出しにくくなっている。こうした若手に対し、どのように関わるべきなのか。
ハラスメント防止の機運が高まり続けている中、部下のことを「叱れない」「誘えない」「コミュニケーションが十分取れない」という上司が大量に発生し、部下の成長が阻害されてしまっている。
多くの企業が「リスキリング」を重要視する一方で、「従業員のモチベーションがなかなか上がらない」「研修を提供しても、実践的な学びにつながらない」という声もよく聞かれます。リスキリング推進のために、企業はどう取り組めばよいのでしょうか。
リスキリングの取り組みが加速しているが、しばしば現実味のない議論もみられる。調査では、本当に効果がある「3つの学び」が
ハラスメントへの組織的施策の中でも「組織風土の改善」は、重要だが困難な組織課題の一つだ。ハラスメント対策としての組織風土改革は、どう進めていけば良いのか。
女性活躍施策は、社内の「懐疑心」がハードルになることも多い。企業が女性活躍施策を実施するとき、多くは従業員から冷ややかな目線を投げかけられている。「逆差別だ」といった社内の抵抗感も根強いし、これまでの実施してきた施策の蓄積から、歓迎されない停滞ムードの企業も目に付く。
どのタイプが希望の会社に入る?:
つい社会人は「今どきの若者は……」と言いがちだ。では、リアルな今の就活生像とは? 調査から5タイプに分析した。
調査データから明らかに:
就活時に学生が悩む「やりたいことの無い」問題。構造的にある構造を調査データを元に明らかにそして入社後、新卒に立ちはだかる真の課題とは。
学生も企業側にも深刻な悩み:
入社した若者の大半が企業へのギャップに苦しむという。大規模調査データからそのメカニズムが明らかになった。防ぐための3ポイントを解説する。
ダメな組織の闇:
「長時間労働をやめよう」というスローガンは、日本の雇用社会においてずっと指摘されてきた、古くて新しい課題です。なぜ一向に変わっていかないのでしょうか……?
こんなにも……!:
長時間労働や労働生産性について議論する際、しばしば指摘されるのが、「会議、打ち合わせの多さ」だ。果たして、日本企業はどのくらいの時間を会議に費やしているのだろうか……?