動画メディア「mama+(ママタス)」を運営するC Channelが子育て中の女性に実施したアンケート調査によると、小泉進次郎環境相が取得を表明している「2週間の育児休暇」について、「中途半端」と考える人が75%を占めた。育休取得に対しては「賛成」という意見が多数だったものの、休暇期間の短さに問題を感じる人が多かった。
小泉氏の育休については、「賛成」が74.0%、「反対」が2.8%だった。一方で、「育休とはいえない」という回答も23.2%を占めた。
小泉氏は「通算2週間、国会審議や閣議には出席する」という方法で育休を取得すると表明している。この方法についてどう思うか聞くと、「バランスがよくちょうど良い」が17.9%、「中途半端だが、仕方ない」が61.7%、「中途半端で、正直がっかり」が13.5%、「悪い。育休と言えず、悪例になる」が6.9%だった。約75%が「中途半端」だと考えていることが分かった。
そこで、「ちょうど良い」以外の回答をした人に「どの部分が問題か」を聞いたところ、「期間が問題。期間中に閣議等に出ることは良い」が40.2%と最多だった。次いで「期間は良い。期間中に閣議等に出ることが問題」(33.4%)、「期間も、期間中に閣議等に出ることも問題」(26.4%)と続いた。
「期間が問題」と考える人が多かったが、ではどのくらいの期間であれば「ちょうど良い」のだろうか。小泉氏の育休については、半数の50.2%が「1カ月」あった方がいいと回答した。次いで、小泉氏が表明した「2週間」(16.6%)。そして「3カ月」(10.9%)、「2カ月」(7.7%)、「4〜6カ月」(5.8%)、「7カ月〜1年」(4.7%)、「1週間」(4.2%)と続いた。
小泉氏の育休に対しては、「育休は取りたい人が自由にとれるべき。小泉さんが取得することで会社に申請しやすい雰囲気が日本に広まるといいと思う」「何も変わらないかもしれないが、変わるかもしれない。次の人が続くようにしてほしい」というコメントがあった。一方、「育休が何かをもう一度きちんと考えるべき!! 発信力があるのだからもっと(違う)やり方があると思う」といった意見も寄せられた。
アンケート調査は、子どもがいる女性を対象に1月19日に実施し、1251人から回答を得た。
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