調査リポート
» 2019年12月03日 10時41分 公開

休みを取っただけ?:せっかく育休を取ったのに…… 育休中でも育児をあまりしないパパの割合は? 妻側からは痛烈なコメントも

少しずつだが普及してきた男性の育休。しかし、せっかく育休を取得しても育児を積極的にしない父親も多いことが明らかに。こうした事態に妻からは痛烈なコメントが並ぶ。

[鬼頭勇大,ITmedia]

 「イクメン」という言葉も普及し始め、制度面で後押しする企業も増えている中、せっかく育休を取得したのに育児をあまりしない父親が3割近くいることが調査で明らかになった。調査は日本財団と、出産子育ての情報サイト「ママリ」を運営するコネヒト(東京都港区)が2019年10月15〜23日の期間で、ママリの利用者3992人を対象に、インターネット上で行った。

育休に関する調査が発表

 調査結果によると、夫が育休を取得したと回答した人は全体の約12%にあたる508人だった。そのうち最も多かった期間が「1カ月未満」で291人が回答した。次いで「2カ月未満」(97人)、「3カ月未満」(35人)と並ぶ。中には「1年以上」と回答した人も23人いた。

育休を取得した夫の割合(「変えよう、ママリと」×日本財団 調べ)

 一方で、育休を取得した人は1日に、どれくらいの時間を育児に費やしているのだろうか。最も多かったのは「3時間超5時間以下」(20.9%)だったが、「1時間以下」と回答した人も17.7%いた。「1時間超2時間以下」も14.6%が回答しており、1日に2時間以下しか育児をしていない父親は全体の3割超にのぼった。

3人に1人ほどが育児に2時間以下しか費やしていない(「変えよう、ママリと」×日本財団 調べ)

 夫の育休については、どのように考えているのだろうか。夫が育休を取得した人で、育休について「不満」と回答した人は全体の7.7%。「あまり満足していない」と回答した16.3%を合わせると、およそ4人に1人が夫の育休に満足していない結果となった。「どうすれば夫(パートナー)の育休の満足度は上がったと思いますか」という設問には、「育休を取っても家でだらだら。結局家のことは私がやっていた」「なんのための育休か旦那が理解すること」「主体性のある育児参加、サブ的な立ち位置(指示待ち)からの脱却」といった痛烈なコメントが並んだ。

痛烈なコメントが並ぶ(「変えよう、ママリと」×日本財団 調べ)

 こうした夫の態度を察知してか、そもそも「育休を取得しなくていい」と思う女性も多い。「今後、夫(パートナー)に育休をしてほしいと思いますか」という設問に対し、最も多かった回答が「あまりそう思わない」で30.8%だった。「まったくそう思わない」(16.7%)と合わせると、半数近くが夫の育休を不要だと考えている。不要だと考える理由には「夫の様子を見ると、子育てに自主的に取り組めるとは思えないから」といったものや「夫婦二人でキャリアを喪失する必要はないと思う」といったものが並んだ。

半数近くが「夫の育休は不要」(「変えよう、ママリと」×日本財団 調べ)

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