東京メトロは1月23日、「混雑状況の見える化」に関する実証実験を開始した。銀座線渋谷駅構内の混雑状況を、銀座線車両内のディスプレイに表示する。「混雑度を自動解析する技術の有用性確認」と「混雑度情報の適した配信手段の検討」の2点を目的としている。
駅混雑度の表示を開始(画像はイメージ、出所:ゲッティイメージズ)
具体的には、銀座線渋谷駅に設置したセキュリティカメラの映像を自動解析。駅構内マップ上に混雑度を表示した画像データを作成し、運転中の全線車両で表示するという。混雑度は、駅構内の改札やエスカレーターなど主要な場所を「空いている」「混雑している」「かなり混雑している」の3段階で示す。広告、行先案内、マナー案内といった情報とともに表示するという。また、浅草駅、上野駅、表参道駅に停車した際、表示する渋谷駅混雑度データの更新を行う。
混雑度表示のイメージ(出所:同社プレスリリース)
同社は提供するアプリでも、列車の混雑度を表示するなど混雑状況に関する取り組みに注力している。実際、利用者への調査でも「車内の混雑状況」は、今後取り組みを進めてほしい項目として多くの声が寄せられている。
混雑状況に関する利用者の関心は高い(出所:同社公式Webサイト)
あくまで実証実験との位置付けだが、利用者が困っているのは駅の混雑というよりも、ラッシュ時など超満員状態の車内混雑だろう。そもそも、駅構内の混雑状況をアナウンスされても、車内が混んでいれば移動することができない、つまり、「ホームの中で比較的空いている場所に降りよう」と思っても、その車両まで移動できない。今回の実験は配信手段や混雑度解析に関するものとのことで、今後の広がりに注目したい。
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