中高生の“バカッター”リスクはどれくらい? 「SNSでつながった人と会った」経験は男女で大きな差NTTドコモが発表

» 2020年03月13日 12時18分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは3月13日、中高生のインターネット利用に関する調査結果を発表した。現在の中高生世代は小さいころからインターネットが当たり前に存在し、SNSの利用にも精通していそうだが、どのような結果が出たのか。

中高生のネット利用、実態は……(出所:ゲッティイメージズ)

 「友人がSNSでつながった人と実際に会ったという話を聞いたことがありますか?」と聞いたところ、「ある」と答えた人は全体の37%。男女別では、女子中高生が48%、男子中高生が25%と、20ポイント以上の差がついた。「自分自身が実際に会ったことがある」と答えた人の割合も、女子は25%、男子は8%で差が開いた。

「ネットの人と会った友人がいる」は約4割(出所:NTTドコモ調査)

 「SNSで顔や制服が写った写真・動画を投稿したことがある」と答えた中高生は全体の42%。高校生では38%だったが、中学生が45%と、半数近くが回答した。「SNSに自分の学校名を書いて投稿したことがある」と答えた人も、15%存在した。

 最近ではInstagramやTikTokなど、自分の姿が写った写真、いわゆる「自撮り」を投稿することが前提となったサービスが浸透。その一方で、第三者が悪用する恐れもあり、慎重な姿勢も求められるが、半数近くは抵抗感がないようだ。“内輪ノリ”で友人らに見せようとして、アルバイト中にふざけた動画を撮影し、流出して大問題となる“バカッター”も時折問題になる。企業側としてはこうした意識を認識したうえで教育をしていかねばならない。

顔や制服が写った写真・動画の投稿は4割超が経験(出所:NTTドコモ調査)

 調査は2月7〜10日、スマートフォンを所有する中高生男女200人を対象に、インターネットで行った。

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