木製腕時計をつくった会社に、なぜ3000万円超の資金が集まったのか北欧スタートアップ「ヴェアホイ」(1/5 ページ)

» 2020年05月26日 08時03分 公開
[小林香織ITmedia]

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や訪日外国人の減少に伴い、一部の業界やアイテムを除き、消費の落ち込みが顕著だ。そんなコロナ禍にもかかわらず、達成率5000%と予想をはるかに超えて支援額が伸びている、海外発のクラウドファンディングプロジェクトがある。

 2013年にデンマーク・コペンハーゲンで誕生した腕時計ブランド「VEJRHOJ(ヴェアホイ)」が立ち上げた、桜の木を使った木製腕時計の先行発売だ。開始初日に目標金額の60万円を達成し、5月26日現在の支援額は3000万円を超える。

腕時計ブランド「VEJRHOJ」を立ち上げたヤーヌス・オールップ氏(撮影:コーリング 優香)

 「期待以上の結果に驚きつつも、きっと日本のみなさん愛されるだろうという自信はありました」と語るのは、創業者のJanus Aarup(ヤーヌス・オールップ)氏(34歳)。同社の歩み、そして、ものづくりへの意気込みをヤーヌス氏に聞いた。

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