(1)動画の時間は短めにする
Web説明会は、対面説明会より短時間で実施するようにしたいところです。
録画配信の場合、9分を超えると途中で視聴をやめる人が増えます。3分以内の動画が最もしっかり見られていたという研究さえあります。
そんな短い時間で説明をするなんて無理だと思う人もいるかもしれません。しかし、全体では60分のボリュームがあったとしても、それを要素に分解し、一まとまりの要素が9分を超えないようにすればよいのです。
時間が長くなると離脱する事実から、オンラインでは「集中力」が持続しにくいことが分かります。ライブ配信でも、コンテンツのまとまりは10分程度を上限にし、質疑応答や感想共有の時間を合間に入れるなどの工夫が求められます。
(2)慣れた場所から顔を見せて配信する
Web説明会を行うとなると、スタジオを借りて専門スタッフに依頼しないといけないのでしょうか。研究知見をもとにすれば、そうした努力はあまり実を結びません。
オフィスの机の前に座ってラフに話した場合と、テレビ制作のスタジオで話した場合を比べると、前者のほうが視聴者は「自分に話しかけてもらえている」と感じ、集中して視聴するといいます。
別の研究によれば、スライドのみの表示より、話し手の顔が入っているほうがしっかりと視聴してもらえるようです。Web説明会は、自宅や会社などの慣れ親しんだ場所から、話し手の顔が見える方法で実施するとよいでしょう。
会社の会議室で話をした後、撮影しながら執務スペースに移動するといったことも可能です。求職者にとっては、やがて働くことになるかもしれない企業内の様子を見られるため、貴重な機会となります。
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