働いている男女を対象に「1日の家事・育児時間」を聞いたところ、仕事のある日に関しては男性が1.46時間、女性が5.14時間で3時間以上の差があった。「仕事のない日」では男性が3.41時間と伸びるが、女性も同様に伸びて8.16時間。
こうした課題を解決するためには、積水ハウス自身の取り組みが参考になりそうだ。同社では、男性の育休取得に際して育休時期や休業中の計画を配偶者と話し合って記載する「家族ミーティングシート」や「イクメン休業取得計画書」などの提出を義務付けているという。こうした書類を提出することで、男性が家事・育児を自分事として捉えることも可能になるだろう。
家事・育児にとどまらず、介護など働く人を取り巻く「仕事以外」にやるべきことは数多い。最近では、新型コロナの影響でリモートワークが普及したことにより、これまで以上にプライベートへ目を向ける人も増えてきた。企業は柔軟かつ的確な対応を迫られている。
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