10月22日に一時138万円を超え、年初来高値となったビットコイン。価格上昇を受けて、暗号資産取引所の取扱高も大きく上昇した。国内最大手の暗号資産取引所bitFlyerによると、10月1日から21日までの平均と比べて、22日午前の取引量は大幅に増加した。
ビットコイン価格は22日午前に年初来高値をつけた(bitFlyer)
ビットコイン販売所は6.0倍、ビットコイン取引所(現物)は4.7倍、ビットコイン取引所(FX)は3.2倍だった。
ビットコイン急騰の引き金となったのは米ペイパルの暗号資産への対応発表だ。ビットコインだけでなく、対応するイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインもそれぞれ上昇した。
直近7日間のイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの価格推移(bitFlyer)
ただし年初来で見ると、いずれも高値は更新していない。
年初来のイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの価格推移(bitFlyer)
ビットコイン1年ぶりの高値130万円超 ペイパルの取り扱い受けて
ビットコインの価格が10月22日、高騰し一時138万円を超えた。8月につけた高値を超えて年初来高値、2019年ぶりの高値水準だ。8時時点では130万円台で推移している。ペイパルが10月21日(現地時間)に、ビットコインの取り扱いを開始すると発表したのが背景にある。
ビットコインはデジタル・ゴールドなのか? マネックス大槻氏に聞く
暗号資産(仮想通貨)の代表例であるビットコインは、しばしば「金」(ゴールド)と 比較される。金が埋蔵量に上限があるように、ビットコインはアルゴリズム的に採掘上限が定められている。さらに、価値を保証する発行体がないというのも、ビットコインと金の共通点だ。しかし、果たしてビットコインはデジタル版の「金」になり得るのか。マネックス証券のチーフアナリスト、大槻奈那氏に聞いた。
投資のきっかけは仮想通貨? なぜ若者はビットコインを買ってしまうのか
「投資のきっかけは仮想通貨のリップルを買ったことです」。金融庁は貯蓄から投資へのシフトを促し、各社が若年層向けの投資商品や金融教育を推進している。ところが、若者にとって投資の入り口になっているのは皮肉にも仮想通貨だ。
仮想通貨の喪は明けたのか? テレビCM再開のbitFlyerに聞く
仮想通貨流出意見から2年半。金融庁の指導のもとに、各仮想通貨交換所は信頼回復のための対応を進めてきた。そしてこの5月、bitFlyerはついにテレビCMを再開した。6月には乃木坂46の齋藤飛鳥さんをイメージキャラクターに迎え、新たなテレビCMも放映開始。再びアクセルを踏み始めたかに見える。
ビットコインなど暗号資産の保有経験者は7.8% 日銀調査
日銀が行った調査によると、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を入手したことがある人は7.8%に上った。利益が出た人が18%なのに対し、損失が出た人は31%となった。また、暗号資産保有経験者の金融リテラシーは平均よりも低く、自己認識とのギャップが大きいことも分かった。
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