NECは10月23日、Web会議中の映像を分析して、参加者の感情を可視化するツールを開発したと発表した。Web会議中、参加者にリアルタイムで「注目度」や「困惑度」を共有したり、会議後にダッシュボードで感情の推移を振り返ったりできる。映像の分析は、ツール起動時に同意が取れた会議参加者のみに対して行う。2021年1月に発売する予定だ。
会議や研修で、参加者がどの程度注目しているかをリアルタイムで確認しながら説明を変更するなど、状況に合わせてプレゼンテーションを進められる。会議後にダッシュボードで振り返ることで、会議の構成の見直しやフォローにつなげる。その他に勉強会やカスタマーサポート、教育現場での利用を見込む。参加者の理解が重要な場面で、オンライン化による反応の読み取りづらさを解消するという。
ツールと連動できるWeb会議システムは未定で、発売時に発表する。NECは、3600億円規模の感情分析サービス市場(NEC調べ)でトップシェアを目指す。
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