コラム
» 2020年11月06日 07時21分 公開

あの会社のこの商品:コロナ禍に人気を集めた「ぼっちてんと」、開発秘話に迫る (3/5)

[大澤裕司,ITmedia]

ファスナーの開き方と遮光性をリニューアルで見直す

 こうして「ぼっちてんと」は完成し発売となったが、17年9月にリニューアルされ、19年7月に現在の3代目が登場する。2代目から3代目へのリニューアルは、それまでの「BIBI LAB(ビビラボ)」ブランドから発売されていたものから現在の「Bauhutte」に変更されただけで、スペック面での違いはない。「BIBI LAB」は同社のアイデアグッズブランドだが、ブランドを縮小することになったことから「Bauhutte」に移管した。

「BIBI LAB」ブランドから発売された初代の「ぼっちてんと」。写真は2014年の「東京ゲームショウ」に出展した際のもの。現在のものと違い、出入り口のファスナーの開き方がアルファベットのDを描くようになっている

 初代と2代目の大きな違いは、出入り口のファスナーの開き方と遮光性にある。ファスナーの開き方は中央開きに改良された。初代のようなアルファベットのDを描くような開き方は、開くと張りが弱くなり倒れてしまいかねない。この問題を解決するために中央開きとし、テントの張力を落とさずしっかり自立できるようにした。

 遮光性については、明るいところで使ってもかなり暗くなるようにした。キャンプで使うテントは光を通すことから、初代の開発では遮光性を持たせる発想がなかったが、余計な光がモニターに入ることを嫌うクリエイターは多く、「もう少し暗くならないか」というレビューも見られたことから、遮光性を高めることにした。

 リニューアルに当たり、遮光性の高さと張力の高さが両立でき、なおかつ熱がこもりにくい生地を選定。中を薄暗くすることで集中できるようにし、隔離されている感じを高めた。

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