不動産仲介サイトを運営するツクルバ(東京都目黒区)は11月9日、オフィスの床面積を45%縮小し、コミュニケーションが生まれやすいレイアウトに変更したと発表した。新型コロナウイルス対策として在宅勤務を推奨している中、何気ない会話からアイデアが生まれたり、チームワークを築いたりする機会を補う場所としてオフィスを活用する狙いだ。
執務スペースは一部を除きフリーアドレスで、中央には「お祭り」をテーマにした長机を設置。音響設備を備え、音楽を聴きながら作業や談笑ができる他、業務時間後は懇親にも活用できる。
フロア内は壁が少なく、開放感のあるデザインの場所が多い一方で、Web会議や個人で集中して仕事に取り組む際に利用できる1人用の会議ブースも設置した。
ツクルバは同日、新しい勤務制度である「時間や場所にとらわれず、それぞれが仕事に合わせて働く場を選択する働き方」を始めたと発表した。従業員は働く場所を日ごとに自由に選択できる。だたし新型コロナウイルスの感染対策のため出社率は50%以下にとどめることを目標としており、部門やチーム内で自主的に出社率を調整している。10月の出社率は約30%程度だった。
高級椅子442脚を社員へ譲渡、朝礼も廃止──“こだわりのオフィス”を4割縮小、コロプラの決断
うるさくないの? オープンな会議室を作ったら、意外な効果 日本オラクルの革新的なオフィス
さくらインターネット、東京オフィス半減へ “眺めがいい最上階”も手放す、田中社長「リモート前提」の考え方
コロナ時代の「オフィス再構築」が、ただ「縮小」では終わらない理由 総務にとってチャンスか、ピンチか
「島流し」は誤解? パソナ1200人の淡路島移転、副社長に疑問をぶつけたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング