ビットコイン価格の上昇が止まらない。11月18日午後に入って、日本円で190万円を超えた。これまでの最高値は、2017年12月の230万円だが、3年前から発行量が増えているため、価格✕発行量で計算される時価総額では、約35兆1750億円と過去最高額水準になってきている。
ついに190万円を超えた(bitFlyer)
上昇の要因としては、引き続き、米ペイパルの暗号資産対応やインフレヘッジを目的とした機関投資家や企業の購入があると見られている。直近では、約3.6兆円の資産を運用する米マリナー・ウエルス・アドバイザーズが、顧客にビットコイン投資の提供を始めることを発表している。
国内取引所大手、bitFlyerの金光碧氏(トレジャリー部部長)は、「ビットコインに懐疑的なスタンスを取っていた世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏が、直近のビットコインの上昇を受け、『私はビットコインについて何か見落としているかもしれない』と発言していることなども影響しているのではないか」とコメントしている。
前回のバブルとは違った上昇という見方が強いビットコイン(写真提供:ゲッティイメージズ)
ビットコイン急騰160万円超え バブル期最高値に近づく
ビットコイン価格が11月6日に160万円を超え、2017年末のバブル期に付けた最高値に近づいてきた。このところ140万円台で推移してきたが、米大統領選挙の投開票のタイミングで急上昇。11月5日からの上昇率は10%を超えている。
ビットコイン1年ぶりの高値130万円超 ペイパルの取り扱い受けて
ビットコインの価格が10月22日、高騰し一時138万円を超えた。8月につけた高値を超えて年初来高値、2019年ぶりの高値水準だ。8時時点では130万円台で推移している。ペイパルが10月21日(現地時間)に、ビットコインの取り扱いを開始すると発表したのが背景にある。
ビットコインなぜ上昇? これまでとの違いは企業の動き
ビットコインの価格が10月22日に130万円を超え、年初来高値となった。ビットコインは価値を計算する根拠がないため、本質的な価値がないともいわれ、価格変動の大きい資産として知られる。しかし、今回の上昇はこれまでとは違う要因かもしれない。
仮想通貨の喪は明けたのか? テレビCM再開のbitFlyerに聞く
仮想通貨流出意見から2年半。金融庁の指導のもとに、各仮想通貨交換所は信頼回復のための対応を進めてきた。そしてこの5月、bitFlyerはついにテレビCMを再開した。6月には乃木坂46の齋藤飛鳥さんをイメージキャラクターに迎え、新たなテレビCMも放映開始。再びアクセルを踏み始めたかに見える。
既存の銀行を破壊する? 最近話題のDeFiとは
この数カ月、暗号資産業界で話題なのがDeFiだ。DeFiは「ディーファイ」と読み、Decentralized Finance、分散型金融の略。銀行など、従来の金融分野のサービスを、ブロックチェーンとその上で動くプログラムで実現するものとされている。
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