おそらく2020年は日本の自動車のビンテージイヤーになると思う。特にトヨタのクルマが百花繚乱(ひゃっかりょうらん)状態にある。ヤリス、ヤリスクロス、ハリアー、MIRAI、あるいはグランエースも入れてもいいかもしれない。
そこにスバルのレヴォーグが加わり、マツダからはMX-30が参戦する。未発売だがうわさを総合するとどうも新型のノートe-POWERも良さそうだ。
日本車のビンテージイヤーというと、89〜90年が思い起こされる。日産スカイラインGT-Rにユーノス・ロードスター、トヨタ・セルシオ、ホンダNSX、スバル・レガシィ、日産プリメーラ、日産フェアレディZ、トヨタMR2。並び順は筆者の勝手な思惑である。
さて、この89〜90年のビンテージイヤーと20年のクルマは少し違う。89〜90の時には特定の条件で世界一になった感じが強い。レーダーグラフのある部分が突出して世界を驚かせた感じ。だからスポーツ系が多かった。しかし20年のクルマたちは、もっと総合的な能力で世界トップといえる実力を持っている。
じゃあその総合力とは何かといわれると、それはおそらくリニアリティの圧倒的な向上だと思う。
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