クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向
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» 2020年11月30日 07時00分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:リニアリティって何だ? (1/5)

おそらく2020年は日本の自動車のビンテージイヤーになると思う。20年のクルマたちは、もっと総合的な能力で世界トップといえる実力を持っている。その総合力とは何かといわれると、それはおそらくリニアリティの圧倒的な向上だ。

[池田直渡,ITmedia]

 おそらく2020年は日本の自動車のビンテージイヤーになると思う。特にトヨタのクルマが百花繚乱(ひゃっかりょうらん)状態にある。ヤリス、ヤリスクロス、ハリアー、MIRAI、あるいはグランエースも入れてもいいかもしれない。

 そこにスバルのレヴォーグが加わり、マツダからはMX-30が参戦する。未発売だがうわさを総合するとどうも新型のノートe-POWERも良さそうだ。

2020年は日本車のビンテージイヤー。写真は発売から1カ月で4万5000台もの注文があった新型ハリアー

 日本車のビンテージイヤーというと、89〜90年が思い起こされる。日産スカイラインGT-Rにユーノス・ロードスター、トヨタ・セルシオ、ホンダNSX、スバル・レガシィ、日産プリメーラ、日産フェアレディZ、トヨタMR2。並び順は筆者の勝手な思惑である。

 さて、この89〜90年のビンテージイヤーと20年のクルマは少し違う。89〜90の時には特定の条件で世界一になった感じが強い。レーダーグラフのある部分が突出して世界を驚かせた感じ。だからスポーツ系が多かった。しかし20年のクルマたちは、もっと総合的な能力で世界トップといえる実力を持っている。

 じゃあその総合力とは何かといわれると、それはおそらくリニアリティの圧倒的な向上だと思う。

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