ウェビナー・Web会議がはやり始めたことしの3月に起こったZoom社のセキュリティ問題は記憶に新しいかと思います。アカウントを乗っ取られたり、部外者がなりすまして参加できるなどと報道されました。インターネット上でオープンに参加できる環境をつくっているために、完全なセキュリティ対策を講じることは難しく、今後もセキュリティトラブルが発生することが予想されます。
また、ウェビナー・Web会議では、集中力持続の問題が発生しています。
オンラインでは、動画と音声のみから情報を受け取るため、オフラインのように実物を観ながら身体感覚でお互いの非言語情報を読み取るなどの刺激が少なくなり、集中力が持続しません。そこで休憩を多く挟むと離脱が増加するなどの問題もあり、開催時間は1時間30分が限界といわれています。
さらに、オンライン接続環境によっては、接続できない、途中で切れてしまう、動画や音声がはっきり届かないなどの問題も発生しています。
ウェビナー・Web会議がはやり始めた3月頃には、「ギガ死」(設定されているデータ通信量をオーバーし通信速度に制限がかかる状態)という言葉がよく聞かれるなど、オンライン接続環境の整備は喫緊の課題です。これは、主にオンライン接続の容量やパソコンのスペックが原因で起こっており、容量を増加させるか、パソコンを高機能なものに変更するしかなく、費用との問題にもなってきます。
筆者も講義をしている最中にウェビナー・Web会議ツールが機能しなくなったり、パソコンがなぜかシャットダウンしたり、相手の音声が聴きとりにくくなったり、動画が固まってしまったりと冷や汗をかくことが数多くありました。
前述の問題を回避して、より効果的なウェビナー・Web会議を行うポイントは次の5つです。
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