コミュニケーションの減少によるデメリットは、帰属意識の低下だけではない。
調査では、リモートワークの中で、会社の方向性を社員に伝えることができていると思うか尋ねたところ、「とても伝えにくくなった」「やや伝えにくくなった」が合わせて79.1%だった。つまり、会社としてのビジョンを浸透させにくくもなっているのだ。
もちろん、Web会議により会社のビジョンを伝えることはできる。しかし、こうした経営にかかわるビジョンは伝えるだけでは不十分で、「共感」「腹落ち」といった要素が必要になる。かのドラッカーも言っているように、「コミュニケーションは情報ではない」「思想、意見、情報を伝達しあい、心を通じ合わせるプロセスである」。
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テレワークで剥がれた“化けの皮” 日本企業は過大な「ツケ」を払うときが来たCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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