SBIホールディングス傘下のスマホ証券、SBIネオモバイル証券は1月14日に50万口座を達成した。2019年4月の開業から1年9カ月となる。
開業から1年9カ月で50万口座に到達した(SBIネオモバイル証券)
SBIネオモバイル証券は、取引手数料を月額200円(税抜)としたサブスクリプションモデル。合わせて毎月200ポイントのTポイントを付与し、そのポイントを使って株式が購入できる。
初回の取引では7割以上がTポイントを使っており、うち9割以上がその後も取引を継続しているという。Tポイントを使って投資されたポイントは9億ポイントにのぼる。
スマホに特化したスマホ証券には各社が参入、口座数を急速に伸ばしている。LINEが野村證券と組んで開始したLINE証券は、サービス開始から1年で31万口座に至った。対面証券の大手野村證券の口座数は500万超、またネット証券大手のSBI証券と楽天証券は500万口座を超えた。マネックス証券、auカブコム証券、松井証券は100〜200万口座。スマホ証券の急速な追い上げを受けている。
SBIネオモバイル証券はTポイントを使った投資を推進している(同社Web)
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LINEが野村ホールディングスと組んで開始したLINE証券が好調だ。9月29日の会見で、サービス開始から1年で、口座開設数が累計31万口座に達したことを明かした。さらに2年後の2020年には、「100万口座、営業収益100億円を目指す」(LINE証券 coCEOの落合氏)と打ち上げた。
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