さらにカード利用時に付与するポイントである「Vポイント」も強化する。従来はギフトカードなどに交換するのが一般的な使い方だったが、直接Visaのタッチ決済やiDとして利用できるよう、活用の幅を広げる。
スマホのVポイントアプリを使い、Visaのバーチャルカードを即時発行。それをGoogle Pay(Visaのタッチ決済)やApple Pay(iD)にひも付けて決済に利用できる。バーチャルカードの番号を使い、オンラインショッピングも可能だ。ポイントを、こうしたモバイル決済で使用できる仕組みは、メルペイやLINE Payなども提供しており、ポイントの活用の幅が広がる。
三井住友カードでは、Vポイントをグループ内の共通ポイントとして強化していく狙いだ。20年6月から、三井住友銀行のポイントサービスSMBCポイントがVポイントに統合し、7月には提携先であるSBI証券のカード積み立て時にもVポイントを付与している。「将来的にはグループ共通のポイントプログラムに成長させることを想定している。その他の企業でも、このポイントを活用できるようにしていきたい」と佐々木氏。ただし、現時点での利用者数や発行残高などは開示しなかった。
Vポイント訴求、また同社が進めるVisaのタッチ決済の利用促進のため、還元率の向上とキャンペーンも実施する。まず、国内主要コンビニとマクドナルドでタッチ決済(Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレス)を利用した場合、5%をポイントで還元する。
Vポイントアプリは、カード利用でポイントが貯まるだけでなく、クレジットカードや銀行口座からチャージも可能。その際、チャージ金額を20%増量するキャンペーンも実施する。上限は2000円分で、期間は3月31日まで。
また新しい三井住友カードについては、利用金額の20%をVポイントで還元するキャンペーンも行う。最大1万1000円分、期間は4月30日までとなっている。
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