ヤフーは2月18日、心身の健康維持や自宅の労働環境整備を目的とした「働く環境応援資金」5万円分をキャッシュレス決済のPayPayで支給すると発表した。対象は全社員約7800人で、2021年の新卒社員にも支給する。
ヤフーでは、20年10月にリモートワークの回数制限とフレックスタイム勤務のコアタイムを廃止。新しい働き方の導入に合わせ月4000円の「どこでもオフィス手当」と通信費3000円の補助を行っている。また、年末年始や緊急事態宣言が発出された21年1月8日以降、オフィスに出社し勤務した従業員には1日あたり3000円を支給している。
しかし、いまだ新型コロウイルスの収束が見えないことから、これまでの月4000円の手当に加え、3月に「働く環境応援資金」5万円分の支給を決定。通信費補助の金額も見直し5000円に増額するという。
現在、厚生労働省では「新たな生活様式」に対応した規制改革の推進の一貫として、デジタルマネーによる賃金支払い解禁に向けた議論を進めている。同社は「働く環境応援資金」をPayPayマネーライトで支給し、将来的な給与のデジタル払いを見据えたモデルケースとして活用を検討したいとしている。
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