リモートワークの労働時間、どのように管理すべきか──「本当に仕事をしているのか」の把握より大切なこと4種類の制度(1/3 ページ)

» 2021年03月24日 07時00分 公開
[杉山秀文ITmedia]

 連載「リモートワーク下での『労働時間・賃金制度』再設計」第2回は、労働時間管理についてみていきましょう。労働時間の管理制度として考えられるのは、次の通りです。

 このうち、裁量労働制とフレックスタイム制については、以下の通り要件が定められており、既定の要件に該当すれば適用可能です。実際のところ在宅勤務導入以前に、これらの制度がふさわしければ既に適用されているでしょうから、そのまま継続するだけです。以下、裁量労働制とフレックスタイム制について概略をみておきます。

photo 写真はイメージです(提供:ゲッティイメージズ)

裁量労働制

 裁量労働制には「専門業務型裁量労働制」と「企画業務型裁量労働制」の2種類があります。

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