新型コロナウイルス感染拡大を機に広がったリモートワーク。導入している人は自宅のどの場所で仕事をしているのだろうか。リモートワークの経験がある男女に聞いたところ「リビング」(264人)と答えた人が最も多く、次いで「寝室・自室」(164人)、「仕事部屋・書斎」(51人)であることが、求人情報サイトなどを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)の調査で分かった。
ランキングでは、リビングや寝室・自室でリモートワークを行っている人が多い結果となったが「キッチン」(4人)、「物置・倉庫」(3人)といった声もあった。
理想とするワークスペースを尋ねた。その結果、「仕事専用のスぺース」が163人で最多。次いで「静か/適度な雑音がある」(138人)、「快適な椅子と机がある」(136人)と続いた。
「仕事専用のスぺース」と答えた人からは「ベッドなどのくつろぐグッズが置いていない、リモートワークだけのためのスペース」(20代女性)、「必要なものをそのままの形で置いておける場所。今は、食事をする度に片付けないといけなくて、急に仕事の確認をしたくてもできない」(30代女性)、「1人暮らしの狭い住まいでも、仕事とプライベートのスペースがちゃんと分けられることが理想」(50代女性)といった声があった。「近くにテレビや漫画があると、つい見たくなってしまう」など、在宅ならではの誘惑を断ち切りたい思いがあるようだ。
現在のワークスペースに満足しているかどうかも尋ねた。その結果、「満足」が12.2%、「やや満足」が33.8%で、合わせて46.0%となった。「不満」「やや不満」を合わせた44.8%をわずかに上回った。
仕事をしている場所別(上位3位)で満足度を比較すると「仕事部屋・書斎」を使っている51人のうち44人が「満足」「やや満足」と答え、満足度は86.3%。寝室・自室は48.8%、リビングは36.4%だった。
調査は2月13〜14日にインターネットで実施。リモートワークの経験がある男女500人が回答した。
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