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» 2021年04月23日 16時11分 公開

SBI証券、カバードコールとプロテクティブプットの新商品

SBI証券は4月23日から、新たにデリバティブ商品の「貸株プラス」と「貸株ヘッジ」の提供を開始した。株式にオプションと呼ばれるデリバティブを組み合わせ、株価が変動しない場合にも収益を得られたり、株式を売却することなく株価下落による損失を防いだりできる。

[斎藤健二,ITmedia]

 SBI証券は4月23日から、新たにデリバティブ商品の「貸株プラス」と「貸株ヘッジ」の提供を開始した。株式にオプションと呼ばれるデリバティブを組み合わせ、株価が変動しない場合にも収益を得られたり、株式を売却することなく株価下落による損失を防いだりできる。

 貸株プラスは、現物株式にコールオプションの売りを組み合わせた合成商品。一般にカバードコールと呼ばれる。SBI証券が提示する3パターンからターゲット価格を設定し、特約権料を追加で得ることができる。ただし、ターゲット価格を超えて株価が上昇してもその分の利益は得られない。

 貸株ヘッジは、現物株式にプットオプションの買いを組み合わせた合成商品。一般にプロテクティブプットと呼ばれる。一定額の費用を支払う必要があるが、株価がターゲット価格を下回っても、ターゲット価格以下の損失を防ぐことができる。

 対象銘柄は東証一部銘柄からSBI証券が選定した10銘柄程度。期間は1カ月となっており、1カ月ごとにポジションが精算される。

貸株プラスの損益構造。決めたターゲット価格を超えた場合の値上がり益は失うが、株価の変動にかかわらず追加の収益を得ることができる
貸株ヘッジの損益構造。一定の費用を支払うが、決めたターゲット価格を下回ってもそれ以上の損失が発生しない

 SBI証券はオプション取引の提供も行っているが、日経225、TOPIX、JPX日経400といった株価指数のオプションに限定される。今回は、SBI証券が相対でオプションを引き受ける形で、個別株のデリバティブ商品を実現した。

 カバードコールやプロテクティブプットは、大口の対面取引ではしばしば行われているが、Webで幅広くサービスを提供するのは、主要ネット証券で初となる。

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