コロナ禍で、30〜40代女性が最もストレスを感じているコロナ禍前と比較(1/2 ページ)

» 2021年06月02日 05時00分 公開
[秋月かほITmedia]

 インテージ(東京都千代田区)は、コロナ禍における生活者のストレス実態調査を実施した。その結果、ストレスを感じている人の割合が58.0%となり、コロナ禍前よりも多くなっていることが分かった。


頭をおさえる女性 コロナ禍で感じるストレスとは(写真ACより)

 まず「日常生活や仕事、学校でのストレスは?」と尋ねたところ、コロナ禍の現在、日常生活や仕事、学校においてストレスを「よく感じる」という人は22.6%で、コロナ禍前の2019年の「よく感じていた」(11.7%)の約2倍だった。「たまに感じる」「たまに感じていた」と合わせると、現在ストレスを感じている人の割合は58.0%で、19年にストレスを感じていた人(42.7%)の1.4倍だった。


日常生活や仕事、学校でのストレスは? 日常生活や仕事、学校でのストレスは?

 また現在、ストレスを感じている人の割合は男性(51.3%)より女性(64.3%)が13.0ポイントも大きかった。コロナ禍以前の19年も男性(39.2%)よりも女性(46.1%)の方が大きかったが、コロナ禍でその差が更に広がる結果となった。最もストレスを感じる層は女性の30代(70.8%)・40代(72.4%)で、特に40代は19年(46.8%)より25.6ポイント増と大幅にストレスを感じる人が増えたことが分かった。

 コロナ禍でストレスを感じる人の割合が最も増えたのはシニア層で、60代・70代で男女とも20ポイント以上上昇。特に70代では19年との差が顕著だった。唯一現在ストレスを感じる人の割合が、19年を下回ったのは20代男性。女性でも20代は現在(59.5%)と19年(54.5%)の差が5.0ポイント増と、女性の中で最も差が少なかった。


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