最後に、冒頭の質問に戻す。21年のヒット商品の中に、キユーピーの「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」はランクインすることができるだろうか。
ちなみに、上半期によく売れた(売れている)食品は「ザ★から揚げ」(味の素冷凍食品)、「ごちむすび」(ファミリーマート)、「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」(アサヒビール)、「カップヌードルPRO 高たんぱく&低糖質」(日清食品)などがある。
こうした商品と比較すると、「さすがに『ゆでたまご』は厳しいでしょ」と思われたかもしれないが、ゆでたまご1個だけをつくることができる「エッグスチーマー RES-1」(3300円)といったアイテムも登場している。こうした動きを見ると、筆者が知らないところで、人気が広がりつつあるのかもしれない。
ご存じのとおり、ゆでたまごは昔からあって、そのまま商品化しても目新しさはない。しかし、そのままパクっと食べられるようにしたり、容器を工夫したり。最初にそれを実行することは難しいので、この商品のことを“コロンブスの卵”と呼んでもいいのかもしれない。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
あわあわあわ! なぜアサヒビールの「生ジョッキ缶」から、泡が次々に出てくるのか
すぐに完売! 1枚焼きの「ホットサンドソロ」は、どうやって開発したのか
“売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
パナの高級トースター「ビストロ」は、なぜ2倍ペースで売れているのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング