リスキリングとは、新しいスキル・能力・知識を身につけていくことの総称だ。このキーワードが日本で一定の認知を獲得したのは、2019年3月に公表された「IT人材需給に関する調査」(経済産業省委託事業)であろう。
本報告では、将来予測されるIT人材需要に対して、数十万人規模の量的不足、質的な不足──すなわち、従来型ITスキルから先端ITスキルへの転換が指摘されている。そのためには「Reスキル(リスキル)率」を設定し、需給ギャップを戦略的に解消していく必要性が指摘された(図表1)。
これまでも「学び・学習(学び直し)」や「人材教育・人材育成」として、教育機関や個人の自助努力などの取り組みはあった。しかし産業構造転換に立脚しながら、ITのような専門スキルに関して、具体的な質と量の転換に言及されているのは新鮮だった。
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