女性個室トイレにデジタルサイネージを設置し、広告費を得ることで、利用者に対して無料で生理用ナプキンを提供する──「生理の貧困」に注目が集まるなか、オイテル(東京都品川区)はそんなサービス「OiTr」(オイテル)を8月に始める。
利用者は、OiTrの無料アプリにユーザー登録したうえでアプリを起動。スマートフォンをディスペンサーに近づけて、ナプキンを取り出す。
デジタルサイネージには、動画広告を配信する女性個室トイレメディア「OiTr ads」を表示する。マイクロアドデジタルサイネージ(東京都渋谷区)と共同で、同月にスタートする。
女性限定であることや利用頻度の高さを生かした、長期の連続出稿による認知向上のほか、商業施設内の商品・サービスを広告配信するといった活用方法を見込む。
オイテルによると、同サービスの特徴は3つ。
利用者が便座に座るとセンサーが感知し動画が開始する。
エリアや施設の業態、時間帯などを細かく設定できる。天気や気温などの外部データと連携することで、広告配信の最適化を目指す。
広告の配信間隔を設定し、広告を表示する頻度を調整できる。
三井ショッピングパークららぽーと富士見への導入を皮切りに、他の施設にも順次導入を予定している。21年中に1000台の設置を目指す。
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