個人と銀行をマッチングし、銀行から自動車ローンなどの融資提案を受けられるプラットフォーム「クラウドローン」に、新機能の事前審査バージョンが登場する。信販会社のオリコが事前に審査を行うことで、借りられるかどうか、また利率が判明した状態で、複数の銀行からのオファーを受けられるようになる。
クラウドローン(東京都千代田区)が提供する「クラウドローン」は、自動車ローン、教育ローン、カードローンなどの融資を受けたい個人と、各銀行をマッチングさせるサービスだ。ユーザーが匿名で、住所や家族構成、年収、雇用形態、利用目的などを登録すると、複数の銀行から提案が表示される。ユーザーはその中から、最も条件のいいものを選んで申し込める(記事参照)。
例えば自動車ローンでいえば、カーディーラーが提示するローンは金利が高いものが多い一方で、銀行が用意する自動車ローンは金利も安く自由度も高い。しかし、利用者は個別に銀行のローンを調べて申し込まなければならず、手間と融資を受けられるかどうか分からない点がネックとなっていた。事前情報で簡易的な審査を行い、可能性の高い銀行のローンだけを提案することで、ユーザーの利便性を上げられるのがもともとのサービスコンセプトだ。
2020年1月にサービスを開始し、提携銀行は18行、2万3600人以上が利用し、1年半でローンの依頼総額は270億円まで成長した。
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