同社は、ウェルタッグについて「大手スポーツクラブ初の“チーム型”オンライントレーニングサービス」と説明する。これまでオンライントレーニングが課題としてきた点を改良し、継続的なサポート実現。これまでジムに行っていなかった新たな層への訴求も図る。
従来のオンライントレーニングは、パーソナルトレーナーやヨガトレーナーなど、運動を中心としたトレーナーの指導が主だった。また、複数のトレーナーと契約した場合は顧客データを共有できず、トレーナーごとに指導方法が異なったり継続的なサポートができなかったりする課題もあった。
チーム型とするウェルタッグでは、パーソルトレーナーのほかに、管理栄養士、臨床心理士、理学療法士、エステティシャンなども講師に加わり、さまざまな側面から健康をサポートするという。また、健康データはトレーナー間で共有し、担当するトレーナーが変わっても、個人にあわせたセッションを提供できる仕組みとした。
コースは、セッションが月1回の「LITE」(4500円)、月2回の「STANDARD」(8500円)、月4回の「PREMIUM」(1万5400円)を用意した。セッションは1回あたり30分とし、希望する分野のトレーナーがオンラインで指導を行う。また、健康管理などの疑問に答えるメッセージ機能も搭載する。健康に関するコンテンツの配信や、同社が展開する運動動画配信サービスの「WEBGYM(ウェブジム)」と連動した取り組みも行う。このような継続的なサポートをすることで、運動の継続にもつながるとしている。
提供時のトレーナー数は、オアシスで活動している約200人。22年末にはその規模を拡大し2000人を目指すという。
デジタルヘルス事業部の野村誠太郎氏は「国内にはトレーナーのほかに、エステティシャンや管理栄養士など、健康に関する仕事に従事する人が約87万人いる。ウェルタッグは、その人々も広く参画できるプラットフォームを目指す」と意気込んだ。
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