旅行の平均費用は、大幅に下落した20年からさらに減少し7万円程度となった。一方で、1万〜3万円、3万〜5万円の費用帯は増加に転じ、近隣への小規模旅行などマイクロツーリズム(地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光)が浸透していることが分かった。
旅行先選びで最も重視するポイントは、温泉(30.7%)だった。次いで宿泊先でゆっくり過ごすこと(30.5%)、家族・友人と過ごすこと(28.7%)の順。温泉や宿泊先でゆっくり過ごすことは20年と比べてそれぞれ9.0ポイント、4.0ポイント下落した。
アウトドア、マリンスポーツなどのアクティビティは3.0ポイント増加し、旅行先選びの重視点にも少しだが変化が見られた。現在、東京と沖縄では4度目の緊急事態宣言が発出されている。今後の旅行需要の変化にも注目が集まる。
今回の調査は、ヴァリューズモニターである全国の20歳以上の男女を対象に、インターネットで実施。期間は21年6月23〜29日、有効回答数は1万3人。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング