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大和ハウス、早期退職制度の対象年齢を45歳に拡大 年齢構成の不均衡を是正多様化する社員の職業観

» 2021年08月12日 10時28分 公開
[ITmedia]

 大和ハウス工業は8月11日、2021年度における「キャリアデザイン支援制度」(早期退職優遇制度)の対象者を拡充すると発表した。

社員の転進や独立を支援(画像はイメージ)

 大和ハウスは、社員の転進・独立を支援するために早期退職制度を08年から導入している。これまでは、対象者を「対象年度の4月1日現在で、同社に在籍する49歳もしくは54歳、かつ勤続15年以上の職員」としてきた。募集人数は設定せず、通常の退職金とは別に特別加算金を支払ってきた。また、希望者にはセカンドキャリア支援策を利用できるようにしてきた。

早期退職制度の概要(出所:リリース)

 21年度は対象者を「21年4月1日現在で、同社に在籍する45歳から54歳、かつ勤続10年以上の職員」とした。募集期間は8月11日〜9月10日で、退職日は21年12月末日。さらに、優遇措置として、特別加算金を増額するとしている。

 大和ハウスは、早期退職制度の対象者を拡充した理由として、コロナ禍で社員の働き方や意識が急速に変化していることを挙げる。リモートワーク、副業、定年廃止といった働き方改革に取り組む企業が増える中、社員の職業観に沿った制度整備が必要だと判断した。また、今後も持続的に組織を活性化させるために現状の社員構成における世代の不均衡を是正するのも目的の一つだ。

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