労働法に詳しい株式会社Works Human Intelligenceの社労士・井口克己氏が、人事労務担当の素朴な疑問を解決します。
Q: 当社には、遅刻を繰り返す社員がいます。理由を確認したところ、業務に必要な資格の勉強をしていて、就寝が遅くなり寝坊してしまうとのことでした。1回の遅刻は15分から30分程度で、月に数回発生しています。
上司から本人には「資格の勉強はいいことだけど、それを理由に遅刻してはならないよ」と注意しています。しかし本人からは、「遅刻してもいいとは思っていないが、業務に必要な資格の勉強をしているし、遅刻した時間は給与から減額されているから、大目に見てほしい」と申し出がありました。
資格の試験まで1年ほどあり、周りの社員にも悪い影響があるので遅刻を見過ごすことはできません。本人に自覚を促すためにも、遅刻3回ごとに給与の1日分を減給するペナルティーを全社的に追加しようかと思うのですが、何か問題はあるでしょうか。
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