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内定先の企業に入社を決めた理由 「社員の人柄や雰囲気」を重視する学生が増加学情が調査

» 2021年08月25日 11時50分 公開
[ITmedia]

 内定先の企業に入社を決めた理由の1位は「携わる仕事内容」(29.4%)――そんな結果が、新卒採用サイトを運営する学情の調査で分かった。調査は2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行った。

内定先の企業に入社を決めた理由は?(画像はイメージ、写真提供:ゲッティイメージズ)

 次いで、「人(人事や社員の人柄や雰囲気)」(23.0%)、「事業内容」(19.5%)、と続いた。1年前に同様の調査を行った際は、1位が「携わる仕事内容」(29.8%)で、2位が「事業内容」(26.8%)、3位が「人(人事や社員の人柄や雰囲気)」(18.2%)だった。

内定先の企業に入社を決めた理由(出所:リリース、以下同)

 社員の人柄や雰囲気を重視する学生が増えた背景について同社は、コロナ禍の影響でインターンシップ、セミナー、面接をオンラインで実施する企業が増えたことがあると分析。オンラインだけでは企業の雰囲気が分かりにくいと学生が不安になっていることを受け、オンラインでの選考方法を工夫したり、リアルで直接会う場を設けたりすることが重要になっていると指摘した。

 「内定先に満足し、就職活動を終了する(している)」と回答した学生は62.2%だった。「内定先に満足しているが、より良い企業を探すために就職活動をする(している)」が23.0%、「内定先に不満なので、就職活動を続行する(している)」が9.9%だった。

 内定先の企業で働きたいと強く思ったタイミングは、最多が「面接など選考を重ねていく中で徐々に」(34.1%)で、「セミナー・会社説明会に参加した時」(20.0%)、「インターンシップに参加した時」(18.1%)と続いた。

内定先の企業で働きたいと強く思ったタイミング

 今回の調査は同社が運営する新卒採用サイト「あさがくナビ2022」への来訪者を対象として、6月21〜30日にインターネット上で実施。すでに内定を獲得している学生433人から回答を得た。

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