評価者の評価能力について、どのようなことに不満を感じるのか尋ねた。すると、「評価者が人によって甘い評価をしていることに不満がある」(36歳男性)、「会社として評価基準が統一されていない」(29歳女性)、「数字で表せない部分の評価には限界がある。定量で分かる部分で公平に判断してほしい」(29歳男性)といった声が聞かれた。評価基準の不明確さや、評価基準の一貫性のなさが不安・不満の要因となることが分かった。
直近半年間で週3日以上リモートワークをした人に、リモートワークをする中で人事評価のされ方に不安を抱いたことがあるか聞いた。その結果、「ある」が50.7%、「ない」が49.3%と、半数がリモートワークでの人事評価に不安を感じたことが分かった。
具体的にどのような不安を感じるか聞いたところ、「何をもとに実績をはかっているか分からない」(57歳男性)や「互いに状況を見ることが困難で、信頼関係が築けているか分からない」(29歳男性)といったコメントがあった。出社していないことがマイナス評価になるのではないかと不安に感じたり、勤務状況が見えないことが不利に働くのではないかと考えたりする人が多かった。
今回の調査は、全国の従業員数10〜300人未満の企業に勤める20〜59歳の男女を対象にインターネット上で実施した。実施日は21年8月26日で、有効回答数は400人。
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