――10月1日の定価改定では加熱式たばこのキャメルブランドの値段を据え置きました。JTが考える価格戦略と今後の加熱たばこ市場に関する戦略を聞かせてください
今回の定価改定では、増税分に加えてその後の需要減やダウントレーディングが起こる影響も考慮し、基本的に紙巻たばこは1箱30〜40円、葉巻たばこ70〜130円、加熱式たばこは30円、価格を引き上げました。
一方で、加熱式たばこ用のキャメルブランドは価格を据え置く判断をしました。価格の観点から多様なポートフォリオを提供すること、あるいは既存のお客さまが、競合他社の低価格帯の商品に移行するのを防ぎたいという狙いがあります。
当社は「Ploom Xで勝負だ」と考えております。定価改定の結果はもう少し様子を見ないと判断できませんが、お客さまが他社製品と迷われた場合キャメルが選択肢の一つになってくれればと考えています。
また、加熱式たばこには「高温加熱型」と「低温加熱型」があります。日本の加熱式たばこ市場のほとんどが高温加熱型ですし、現在は競合他社がそのシェアを持っていますので、当社としては、お客さまに選んでいただける高温加熱型の製品を提供することが重要と考えています。
一方、Ploom TECHなどの低温加熱型は、当社だけが出している商品です。その良さをきちんと理解して頂けるようにカテゴリーを育てていきたいと考えています。
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